日記(2020/08/14)

furifura-movie.jp

公開日に見てきました!
男一人で中高生ばかりの映画館に行くのはかなりためらわれたので、
オフィス街近くの映画館に朝イチで行ってみたら、似たような男性客しか居なくて大成功! 作品も面白くて大勝利です!

「ふりふら」はもちろんファンで、まさに王道というか、咲坂作品は私が別マに求めているものがすべて出ている感じ
感覚としてはず~っと前に連載が終わった気でいたんですが、昨年の六月号までやってたんですね
とはいえ、詳細な話はさすがに忘れてしまっていたので、かなり積極的な気持ちで行ってきました
まあ、結果的には映画で描写されたくらいのエピソードなら、覚えていたんだけどw

序盤、母親が朱里の身を案じて理央の部屋に来るところが、やはり良かったですね
親同士が再婚して一緒に住むことになるというのは、恋愛漫画のお約束であり現実には荒唐無稽な要素なのだが、それを過剰に案じた母親が出てくると一気に物語が締まるというか、一つの掴みなのかなあと
お約束に対してカウンター的にリアルがくると、一気に作品に引きずり込まれる感じ

舞台が本当にきれいで、神戸の宣伝映画という感じもしました
県立神戸高校は、かなりいいところですね
新着情報|兵庫県立神戸高等学校同窓会
学校サイドもかなり楽しんでロケ地協力している感じで、よいじゃないですか
「参加体験型テーマパーク神戸高校映画村状態」とは、一生の思い出に残るだろうなあ

公式サイドもデートマップを出していて、かなり捗る
作品のストーリー的には、やはり大丸山公園なのかな。今度神戸に行くことがあったら寄ってみよう
datekobe.net



以下、細かいところに適当に言及

  • 「やっべ、親が再婚するから今からその顔合わせに行くけど、一方で再婚相手の息子から呼び出されててたぶん告白される…どうしよう……せや、スマホを割ったろ!」コミュニケーションの折衝点を考えた結果、既読をつけないためスマホを割る選択肢が出てくるのは天才なんじゃないかと。その後理央が送信を取り消ししてるのもよかったですね。すげー今っぽい
  • 一方で、TSUTAYAでふつうにDVDレンタルしてるのは今っぽくない。「マッドマックス 怒りのデスロード」ならどこでも見られるはずなので、映画通には自明だけど一般からすればマイナーで、したがって一部の店舗のTSUTAYAにしか置いてないような作品にするべきだったのでは?
  • 高校で映画を撮ってる男って、偏見で申し訳ないが、めちゃくちゃ陰キャっていう認識。実際の中高現場では、カースト高めの文化人枠の男子生徒が映研に所属していることも少なくないのだろうか? 個人的には、あまり馴染みのないモチーフ。いや、モチーフとか言ってないで、ちゃんと人物を見ろと怒られそうだけど…。他作品だと「告白実行委員会」でもあったキャラ付けなので、わりとありがちなのかな
  • 由奈役の福本莉子さんがめちゃくちゃよかったですね。「ふりふら」の面白さは、由奈の成長物語という側面も大きいが、それを見事に演じきっていた。しかし、由奈のような、控えめで恋愛には奥手だけど、芯は誰よりも強いという人物はいつ見ても好きですね。個人的には、理央を家に招待して、由奈の母親と会うエピソードをやって欲しかった。そこで、山本家や乾家との対比をして欲しかったというのが、私の中での王道の作劇
  • 映画公開に際し、一般に募った写真と主題歌を合わせた動画が公開されていた。いや~、これすごいな。こうやって巻き込んで行くんだ。私自身はこういうの絶対嫌だったと思うけど、今見るならば非常に素敵な取り組みだと思います