星谷かおり新作「たまのごほうび」連載開始 他

いつもは13日の別マが今月は10日発売。
3日早い発売もさることながら、今月は星谷かおり先生の新連載が始まりました。
ちょっと変わったヒロインを描く*1と評される星谷かおり、
今作は「男子とエロい事したいだけ*2というヒロインを携えて別マに帰ってきた! みなさん買って読みましょう!
たまのごほうび | 作品紹介 | 別冊マーガレット 公式サイト


前作「世界の果ての真ん中の」も楽しく読んでおり、いつかブログに書こうと思って過ごしていたら、
うっかり終わってしまってしまい、最終話の折にしか触れることができなかったのが心残りであった。
今作は毎回感想を書こうと思う。
星谷かおりでググったら上位に出るくらい頑張りたい。
ちなみに二年くらい前からマメに「星谷かおり 高野苺 似てる」でググってたら、
最近関連ワードにもサジェストされるようになった気がしており、
俺こそが星谷かおりのグーグル検索結果を変えるに選ばれし者なのだと自負している。

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などという漫談はいい。作品の感想を書こう。
別冊マーガレットは少女漫画の王道というだけあって、「恋がしてみたい!」的なヒロインがありがちと思うが、
その型を少しずらして「異性に触れたい」という気持ちを全面的に押し出し、その是非を問うてくるのは星谷かおりスタイルという感じだ。
また、星谷かおりの十八番である家族との関係性だが、今作は食事中にドラマのラブシーンが流れて気まずくなるくらい良好な親子仲のようなので、おそらく大きな問題は何もないのだろう。
主人公に投影される社会的問題は、「ほしとくず」では「貧困」、「世界の果ての真ん中の」では「親に捨てられる子」と来てるのだが、今回はどうなのだろうか。
今作の導入から考えて、性的なものになるのだろうか……? だとしたら、別マでどこまでやれるんだ……? ってのはある。
ところで、今、気が付いたが、「世界の果ての真ん中の」の夢が、親と別居してるわりに、金銭的にさほど困った様子がなかったのは、「ほしとくず」との明確な差別化だったんだな……。
とりあえず、星谷先生にはここらで一発当ててもらい、看板作家になって欲しい。

sensei-kunshu.com

幸田もも子原作の映画制作陣は、幸田もも子色を再現しようと腐心してるのがよいなあ。
前回の「ヒロイン失格」の桐谷美玲同様、今回の浜辺美波も、個性の強い幸田ヒロインを演じきっていてよかった。
浜辺美波は「咲」で「ツモ」と「カン」しか言ってない印象だったので、こんな声だったんだっていう感想だ。
竹内涼真は部屋がきれいだし車も横浜ナンバーだしカバンなどもセンスよくてかっこいいなあ~と思った。
あと川栄李奈ってマジで演技いいな。ぱっつんもよかった。「ガチ恋したら~」のくだりは最高だった。

映画を見た帰りにすき家に寄って、作中で竹内涼真がやってた「ねぎ玉牛丼、ねぎ多めで」をやったんだが、
青ねぎですか? 玉ねぎですか?」と聞き返され、
「……(え、どっちだろ……映画だとこれで通ってたんだけど……ねぎ玉だから青ねぎのほうだよな……)青ねぎで」
「青ねぎだと60円のトッピングのほうになりますが」
玉ねぎで
というあまりにもださいやり取りをした。
映画帰りという微妙に上がり気味のテンションで、普段大して行きもしない牛丼屋でこなれたオーダーをしようとするから、こういうことが起こるんだなあ。堂々と言えば行けると思ったんだけど。
なるほど、すき家に通ってる弘光先生だから一発でオーダーが通る、つまり台詞でもあったように弘光先生はマジですき家に通い詰めてるってシーンだったってわけね。

冒頭の町内放送の外し方が「あ~映画だなあ」って。
あと昔のディズニーアニメのようなダンスシーンは爽快だった。

で、これが本題だけど、遊歩ってキャラクターがノレド・ナグぽかったな。
CV寿美菜子なのが要因だが、髪もピンクだったし……とか思って公式サイト見たら別にピンクじゃなかった。
寿美菜子の演技は視覚すらも錯覚させるんだなあ……。
http://lunouta.com/character/#yuho

*1:http://kisslikejudas.seesaa.net/article/426818600.html

*2:物語が始まって15コマ目のセリフ